Notionのガントチャートで進捗率を表示すると、プロジェクトの進捗状況が一目でわかり、タスク管理がよりスムーズになります。
Notionでは、以下の3つの方法でガントチャートに進捗率を表示できます。
- 手動で進捗率を入力する
- 数式で進捗率を自動計算する
- Rollup機能でサブタスクの進捗率を集計する
それぞれの方法について、詳しく解説していきます。
方法1:手動で進捗率を入力する
最も簡単な方法は、手動で進捗率を入力することです。
- まず、タスク名、開始日、終了日、進捗率などのプロパティを持つデータベースを作成します。進捗率は「数値」プロパティで作成し、0~100%の範囲で入力できるように設定します。
- データベースを基にガントチャートを作成します。
- ガントチャートの各タスクに、対応する進捗率を直接入力します。
この方法は手軽ですが、タスクが多い場合は進捗率の更新が面倒になる可能性があります。
方法2:数式で進捗率を自動計算する
数式を利用すれば、進捗率を自動で計算することができます。
- タスク名、開始日、終了日、完了日などのプロパティを持つデータベースを作成します。
- 進捗率を計算するための数式プロパティを追加します。以下の数式を参考に、ご自身のデータベースに合わせて調整してください。
if(empty(prop("完了日")), 0, round(dateBetween(prop("完了日"), prop("開始日"), "days") / dateBetween(prop("終了日"), prop("開始日"), "days") * 100))
- データベースを基にガントチャートを作成します。
- タスクの進捗に合わせて、完了日を更新します。数式プロパティの値は自動的に更新され、ガントチャートの進捗率も連動して変化します。
この方法では、数式を一度設定すれば、あとは完了日を更新するだけで進捗率が自動的に計算されるため、管理の手間を省くことができます。
方法3:Rollup機能でサブタスクの進捗率を集計する
Rollup機能を使えば、サブタスクの進捗率を親タスクに集計することができます。
- 親タスクとサブタスクを管理する2つのデータベースを作成します。サブタスクのデータベースには、親タスクへのリレーションプロパティを追加します。
- 親タスクのデータベースに、Rollupプロパティを追加します。Rollupプロパティでは、リレーション先のサブタスクの進捗率を集計します。集計方法として「平均」を選択することで、サブタスクの平均進捗率を親タスクに表示できます。
- 親タスクのデータベースを基にガントチャートを作成します。ガントチャートの各親タスクに、Rollupで集計された進捗率が表示されます。
この方法を使うと、大きなプロジェクトの進捗状況を把握しやすくなります。
よくある質問
Q. ガントチャートで進捗率を表示するには、有料プランに加入する必要がありますか?
A. いいえ、無料プランでもガントチャートで進捗率を表示することができます。
Q. 数式で進捗率を計算する際に、エラーが発生する場合はどうすればよいですか?
A. 数式の構文に誤りがないか確認してください。それでもエラーが解決しない場合は、Notionの公式ヘルプやコミュニティフォーラムで質問することをおすすめします。
Q. Rollup機能で進捗率を集計する際に、サブタスクの進捗率が正しく反映されない場合はどうすればよいですか?
A. サブタスクのデータベースで、進捗率が正しく設定されているか確認してください。また、親タスクとサブタスクのリレーションが正しく設定されているかも確認してください。
まとめ
Notionのガントチャートで進捗率を表示する3つの方法を紹介しました。
それぞれの方法の特徴を理解し、プロジェクトの規模や管理方法に合わせて最適な方法を選択してください。